2015/12/09 ~ちょっと愚痴的なこと~

2015-12-09

最近、ちょっとした申請書類を作っていたりした関係でブログが滞りがちになっております(>_<)
申請についてはまた後日(通ったら)書くとしまして…

今回はちょっと愚痴的な話になりますが、書いておかなければならないこととしまして。

上で書きました申請の話と絡むんですが、先日「減農薬とか無農薬という言葉は使ってはいけません!」というお下知をある方々から頂いてしまいました。理由は日本の「有機JAS法」の縛りの関係です。

有機JAS法というのは、簡単に言えば「このマークを付けている商品は、有機質肥料だけを使って無農薬で栽培した作物です!」という証明で、「法」というだけあって法令として施行されています。マークを取るのに、結構面倒な申請が必要で、且つ毎年更新しなければなりません。

蛇足ですが、有機JAS法では「無農薬」より「有機」の方が格が上になるんですが、一般消費者へのアンケートでは「無農薬」の方が格が上という認識、という結果になっているらしく、消費者に誤解を与えるという意味で「無農薬」はダメということで。「減農薬」については、どの程度減なのかが分からないのでダメ、ということでした。

それはともかく、有機JAS法は結構縛りが厳しく、ちゃんと申請をして通っていない生産者はと「有機」という表現を使うことは一切出来ません。(有機質の肥料を使っていても、有機JASを通っていないと「有機肥料を使っています」という表現も使うことが出来ません。また厳密には、「化成肥料を使っていません」というのもそれを証明する術がないのでNGです。)

じゃあ、有機であることをどうやって証明するかと言いますと、これは「営農日誌」というのを提出すれば良いとのこと。営農日誌とは、つまりどういう作業をしたかというのを日々記録する農家の日記ですが、これを見れば「農薬を散布した記録がないから無農薬ですね」ということで無農薬を証明出来るということらしいです。

なんかこの時点で「え、そうなの!?」と思われる方続出という気がしますが(実際社長も勿論そうですが)、そういうものらしいです。てっきり、土壌の分析をして残留農薬成分の検出でもするのかと思っていましたが、そういうものではないらしいんです。なんか、幾らでもねつ造出来る気もしますよね…

そんなのでも、一応は法令ですから従わない訳には参りません。

ということで、今後このブログでは「無農薬」とか「減農薬」といった表現は使わないことになりました!
勿論、ショップの表現の方も近々修正します!
(これまでのブログについては、そこまでは修正の必要な無いと言うことで、そちらについてはそのままにしておきます。)

ただ、本日を最後にしますのでしっかりと書いておきます!
基本的に、社長の作る野菜は有機野菜です! 無農薬です! (有機野菜という表現はほとんど使ったことはありませんが。)
勿論中には使うものもありますが、そういうときには逆にその旨を書くことにしますので、書いてなかったら有機相当です!

以上、報告半分、嫌味たらしく愚痴を半分、書かせて頂きました!
今後とも、当方の無農薬有機野菜をよろしくお願いいたします!