5月, 2014年
2014/05/30 ~灌水システム設置その2~
前回に引き続き、灌水システムの設置についてのご紹介です!
前回、配管用の穴を開けたタンク。これを、畑の一角に設置しました。(と言っても本当に置いただけですが)
このタンクを基準にして、ソーラーパネルを設置したりしないといけませんので、建築現場で使われたりする鉄パイプを使って架台を拵えました。(これは途中経過のものです )
このタンク内部に、ポンプを落とし込みます。タンク内部に入ったゴミを吸って故障することが無いよう、簡易ゴミフィルターを準備しました。
100円ショップで買った鉛筆立てを、同じく100円ショップで買った洗濯用フィルターで覆っただけのものですが、誂えたようにサイズはばっちりです!(^_^)b
これに配管を接続し、タンクの内部に沈めました。透明チューブを介して塩ビ管に変換し、前回開けた穴を通って外に出る仕組みです。
続いて、畑向けの配管です。これも、塩ビ管での引き回しになりますが、地表に出ているとおっちょこちょいの社長(仮)は誤って踏みつけて壊してしまいかねません(^_^;) なので、きちんと配管用の溝掘りを先に実施します。
移植ごて(小さいスコップ)が落ちていますが、実際掘るのは剣先スコップです。刃が立ちません(^_^;) さてそこに、こんな感じで塩ビ管を入れていきます。
同時並行で、灌水チューブを設置します。灌水チューブは、塩ビ管からの接続部分と末端処理部に特殊な部材を取り付けないといけません。基本的な構造は一緒ですが、こちらが末端側の部品(エンドリング)になります。
使い方は簡単、ホースを刺して…
青色のリングをスライドするだけで、しっかりロックと密閉をしてくれます!
このチューブ、上からマルチをしますので風で流されたりとかの心配はありませんから、あとは穴が天を向くようにして畝の上に敷くだけです!(穴が上を向くようにするのは、ゴミがつまらないようにするためです。)
と、ここまで書いたところで、第二回はここまでと致します! 続きはまた次回ということで!(^o^)
2014/05/28 ~灌水システム設置その1~
話を少々変えて、今回から数回にわたりソーラー自動灌水システムの設置のご紹介をしたいと思います!(ちゃんと、メーカーさんの許可はもらってます(^_^)b )
と書いてもピンと来ない方も多いかと思いますが、そもそも「灌水」とは「水やり」のことです。「ソーラー」とは勿論「ソーラーパネル」のことですので、とどのつまりは太陽パネルにより自動的に発電して水やりをしてくれるシステム、ということになります! 以前お伺いしたナス農家の方に教えて頂いたシステムで、水を大量に必要とするナスでは有効なシステムと感じ、今回試験的にナス、ピーマン等のラインに導入することにしました。
概略はこんな感じです。(取説より抜粋です)
初めての方にはさっぱりかと思いますので説明させて頂きますと、ソーラーパネルで発電し、その電力を使ってタンクに溜まった水をポンプで汲み上げ、畑の畝に埋設したチューブ(所々に穴が空いてて水がしみ出る)を通して灌水する、という仕掛けです。(但し、この画像では「タンクに溜めた水を重力で落として灌水する」方法であり、これはメーカーさん曰く旧式のシステムとのこと。今回社長(改)が導入したのはタンク内部に設置したポンプで直接水を吸い上げてチューブに水を流すというシステムになっています。)
と、ここまで書くのは簡単ですが、実際のところこの作業は結構大変でした。というのは、メーカーさんから供給された部品は基幹部品的なものだけで、その他の必要部品は自分で調達という方法になったからです。その辺の苦労も交え、今回から3回に渡りこの設置の話をご紹介したいと思います!
まず、メーカーから購入しましたのはこちらです。最初に制御器(いわゆるコントローラ)本体、
意外に小さい水中ポンプ、
太陽光パネル(J-SOLAR製)、
そして灌水チューブです。灌水チューブはこれはリール蒔きとなっており、今回は予備を含めて55mの手配となっています。
メーカーさん供給はここまで! 約9万です! 残りの部品は自分で別途の手配となりました。主に準備したのは、まず水を溜めるタンクです。
今回は、中で「藻」が発生しないよう、黒色のタンク(約1万)を準備しました。このタンクの中にポンプを入れて水を吸い出しますが、蓋を開けっ放しにする訳にはいきませんので別途専用の穴を設けます。接続は塩ビ管で行いますので、それに合わせたサイズの穴を開けることにしました。
今回使う塩ビ管のサイズはVP25、これは「給水側で使用可能な肉厚がある塩ビで内径が25mm」の配管のことですが、外径としては30mm以上あります。従い、そのサイズの穴を開けないといけませんが、残念ながらそのサイズのホールソー(穴開け専用のドリル刃)は持っていませんし今回一回のためにわざわざ買うのも勿体ないので、「小さい穴を沢山開けて繋げる」方法をとります!
出来た数珠つなぎ状の小さい穴をニッパで繋げれば、簡単に開口出来るという寸法です!(^_^)b (最終的にはカッターでバリは落としています。)
ついでに、ポンプ用配線用の穴も開けて、タンクの準備は完了です!
というところ長くなってきましたので、本日はここまでにさせて頂きます!
2014/05/26 ~久々の成育状況3~
本日は、まだ公開していませんでした残りの作物の成育状況を報告させて頂きます!
まず、ピーマンです。
最初に比べれば大きくはなっていますが、意外に成育は遅く感じます。でも、こんなサイズでもアップにするとこんなものが!
お分かりでしょうか、真ん中に小さいピーマンが出来ています!(^O^) 他のも花は咲いているのがほとんどなので、もうすぐしたら連続で一番果が出来そうです!
また、ピーマンの仲間のパプリカはと言いますと…
こっちもしっかり一番果が出来はじめています!(^_^)b ただ、一番果というのは早めに摘んでおかないと、木がその実に養分を集中してしまいその後の実なり悪くなるということで…
しっかり収穫です! 小さすぎてなんか勿体ないですが(^_^;)
因みに、ピーマンはトマトとかと同じく「脇芽かき」という作業が必要とのことです。例えばこの木。
下の方に細々した葉が出てきています。これが「脇芽」なんですが、このままにしておくと風通しが悪くなって病気になったりするため、取ってやる必要があります。
ここを…
こんな感じです。これですっきりしました!
一番果の直下の脇芽は、そのまま側枝(伸ばす枝)になるため残しますが、残りについては順次こうやって摘んでいきます!
さて、ナスにつきましても、花が咲き始めています!
こちらは、「一番果の直下の枝を伸ばす」ということをしないといけませんので、一番果は要注意です! と言いながら、社長(改)も葉っぱと側枝の見分けがつくようになったのはつい最近ですが(^_^;)
最後に、スイカです!
かぼちゃほどではありませんが、大分ツルを伸ばしてきました! こちらも、早くも花が出てきています! こちらが雄花で…
花の下にスイカの卵のような小さい球体がある方が雌花です!
社長(改)の畑には、普段からミツバチがブンブン忙しく飛び回っていますので、彼らが受粉作業はやってくれるものと思いますが、一応人工授粉も行っておきます。これは、雄花を雌花に押しつけるだけの簡単な作業です。(写真はしっかり撮り忘れましたが(^_^;) )スイカは受粉後50日程度で収穫になるそうなので、早いものは7月初旬に収穫を迎えることななるかと思います!
これで、一応一通り成育状況の報告は終了です。次の機会には、また一気に大きくなった状態をご報告出来るかと思います!(^O^) 何卒、病気や激しい虫食いとかが発生しませんように…(>_<)
2014/05/25 ~久々の成育状況2~
昨日はついつい(?)更新を忘れておりました!(>_<) なので、本日と明日連続してブログ公開と参ります!
本日は、久々の成育状況の報告です! 夏野菜は成育が早いので、既に以前とは大分状況が変わっていますが、取り敢えず前回ご紹介出来なかったものをお見せしたいと思います!
まず、ズッキーニです! 連休中に植え付けたときはこんな感じでしたが…
本日時点でここまで既に大きくなっています! たった3週間でここまで! 因みに、斑点はズッキーニの特徴であって病気ではありません(^_^;)
着目すべきはこちら!
既に実がつき始めております!しかも5個も(^O^) (写真は黄色ズッキーニですが、青ズッキーニにも同じく実がつき始めています。)2週間もしないうちに実になるでしょうから、社長(改)の畑で一番最初に収穫となるのはズッキーニかもしれません!
あと、枝豆もこんな感じです!
こちらは、4月の中旬から順次蒔いていたので小さいものはまだ小さいんですが、最初に蒔いた分についてはこちらも豆のつぼみ出来はじめていました!(ピントがずれちゃいましたが…(^_^;))
そして、今一番元気なのはこちらです!
かぼちゃです! いわゆる「ツルぼけ(※栄養が偏っているために葉ばかり茂る状態)」になっているんじゃないか、というくらい葉が茂ってます!(^_^;) 雌花も咲いたりしました!
雌花は、花の後にかぼちゃの元になる球体がついています!
が、かぼちゃは通常雄花が雌花より大分遅れて咲きます…今回も案の定というか雌花が枯れるまでに雄花が姿を見せることは無く…残念ながら、今回は受粉失敗しております…(>_<) また次のチャンスを待ちたいと思います!
というところで、本日分の報告はここまでです! 次回はピーマンやナスなどご紹介したいと思います!(^O^)
2014/05/22 ~水源確保!?~
本日のネタは、久々の家修繕系です!多分!
さて、社長(改)が今栽培させてもらっている畑は、集落の一番下(しも)にあります。そのため、水やり用の水源は確保しようと思えば確保出来るんですが、この地域は田んぼの植え付けが6月中旬くらいとかなり遅く、それまでは用水路にほとんど水が流れません。今のところはまだ苗も小さい為、時折降る雨を流用して(強引に雨水タンクに引き込んで溜めて)凌いでいます。
ただ、この方法では一回につき最大でも400リットルくらいしか確保出来ませんし、現時点でも1日で100~150リットルは使うことを考えると、本格的に水が必要な時期になったときに少々きつくなるのでは?と思っていました。
そんな折、発見したのがこちら!
ちょっと汚くて分かりにくいですが…
正真正銘の井戸です!(^O^) いや、井戸自体は引っ越したときからあるのを知っていたんですが、「涸れ井戸なんだろう」と勝手に思い込んでいまして(^_^;) 改めて調べたところ、水面まで約2.5m、水深約1mと、底の方では砂に当たるような感触はあるものの、非常にしっかりした井戸でした! こんなに浅い井戸があるんだったら、そりゃ地面は湿気が凄いわけです(^_^;)
そんな訳で、このまさに渡りに船な井戸水を 早速使うことにしました!(^O^) 準備しましたのはこちら!
はっきり書いていますが、家庭用井戸水ポンプです! 因みに上のカバーを取るとこんな感じです。
下がタンクで、上がポンプやセンサ関係といったところでしょうか。さて、これを早速取り付けを…と思ったら、取説にこんな風な記載が。
「砂を巻き上げる井戸では羽根車が故障する可能性があります」
とな!? めっちゃ砂がある感じがするんですけど!?(;´Д`) しかし、ここで慌てる社長(改)ではありません! 早速調べて、追加でこんなものを準備しました!
「砂取器(すなとりき)」です! 中にステンレスのメッシュが入っていて、そこを通すことでポンプへの砂の流入を防ぎます! これを使い、今度こそ取り付け開始です!
このポンプ、吸い上げは8mまで対応している一方、吐き出しは4mまでしか揚水(水を持ち上げること)が出来ません。水平方向10m送るのには高さを1m上げるのに等しい性能、ということでしたので、なるべく設置点を高く上げた方が良いと思い、最初から井戸の縁の部分とポンプのグランドレベルをコンクリートブロックで合わせておきました。ポンプの吸い込み口の前に、砂取器を取り付けましたが、それとは別に井戸に入れたパイプの先には「ストレーナ」というゴミを吸い込まないようにする部品を付けています。(ポンプに添付)
また、メンテナンス性を考慮して、直ぐ近くにボールバルブ(コック)を準備しました。
一方、外(裏庭部分)には蛇口を設けてました。今回準備しましたポンプは、圧力の低下を感知して自動で吸い上げをするタイプですので、蛇口側には特に手を加える必要がありません。簡単です!(^O^)
家の中の配管工事等で、塩ビ管を使っての配管作業には十分に慣れていましたので、配管作業はサクサクです! 全部終わった段階で、早速の試験運転。これは、「呼び水タンク」というところに水を入れて上げる必要あります。
その名の通り、ポンプや内部配管部分の空気を抜いて最初の水があげられるようにするためのものかと思います。 ということで、試運転開始です!
水が出てくるまでに2分ほど掛かりましたが、出始めると結構な勢いで水が上がってきます! で、蛇口の方はと言いますと…
こちらも結構な勢いで水が出てきました! 成功です! 水そのものもかなりきれいですし、思ったよりも砂取器に水が溜まっていませんので、思った以上に良好な水源のようです!(^O^)
これでようやく、長らく気になっていた水源の確保が出来ました。でも、ここまでやっておいて、万一あっさり井戸が干上がったりしたらショックデスよね(^_^;)
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