1月, 2017年

レタス用にトンネル設営!

2017-01-31

前回までで促成栽培の裏技をご紹介しましたが、肝心のトンネルについて最後まで説明してませんでしたので、今回はそちらを!

前回立ててたダンポールなる支柱、こちらは大体1m間隔で打ち込んでいますが、これがずれないようにしなければなりません。それには、適当な紐を使い、一本一本巻きながら端から端まで繋げるという方法をとります。

ここまで出来たら、いよいよビニールを張ります!

ビニールを仮にかぶせたら、今度はこちらの出番!

左はいわゆる「マイカ線」というものです。ビニールハウスのばたつき防止とかにも使われるもので、かなりの強度と耐久性があります。(そのくせ割合安価。)右は、本来は防草シートの固定に使う「ヘアピン杭」というものです。これらを使って、ビニールを上から締め付ける押さえていきます!

こんな色々手順を踏んで、ようやく完成です!(^O^)

因みに、ビニールの端は最初に打ち込んだ杭に縛り付けてあります。

ここまでやったんですから、レタスががっつり採れることを期待大!です!(^O^)

これぞレタス促成の裏技!(のはず!)

2017-01-28

さて、前回最後に紹介しましたアイテム、まずはポリチューブです。

これは、本来は長ものを梱包するときに使うものです。途中で特に切れ目とかなく、これですと50mの筒になってます。これを…

畝の真ん中に敷きます!因みに、畝の真ん中は踏んで歩いてちょっとだけへこませてあります。(こういう小細工大事!)

奥側の端を結んでおいて…

ここに水を流し込みます!

この水は家からタンクに汲んできた井戸水で、それをきゅうりのときに使っていたビルジポンプ(船で水を汲み出すのに使う電動の小型ポンプ)で送り込んでいます!

いつも通り、頭で考えただけのぶっつけ本番でしたが、今回は拍子抜けするくらいうまくいきました!

さて、既にお気付きのこととは思いますが、この水に墨汁を混ぜて黒くしています!400リットルに対して100ccくらい。4000倍でもこれだけ黒いのにはびっくり!

え?なんでこんな面倒なことをしたかですって? では、解説です!

ビニールトンネルは、ご存知冬や初春のような寒い時期に保温して本来作物が出来ない時期に栽培をするというものですが、昼間は条件によっては内部が40℃を越えるなど温度が上がりすぎるのに、夜は外気とほぼ変わらないほど温度が下がります。この大きな温度差は、やはり作物にとってはダメージになるはずですので、これを少しでも緩和するために孔あきビニールをで上がりすぎる温度を下げるわけです。

でも、ここに更に水を入れた容器を入れると、昼間は水が暖められるのに熱が奪われるため温度の上昇が抑制され、夜間は水にたまった熱が徐々にはきだされるため逆に温度の下降が抑えられるという寸法です!

この方法自体は、各種農業雑誌で紹介されてますので既存の技術ということになるかと思います。墨汁を使ったのは、水が黒い方が蓄熱効果が高かろうという判断です。

これで実際に生育が良くなるかどうかは、収穫の時点でまたご報告させて頂きたいと思います!(因みに、去年は2月頭種まきの、5月中旬から収穫開始でした。)

レタスのトンネル栽培挑戦!

2017-01-26

さて、早だし作戦のレタスですが、実際の方法としてはビニールトンネルです!

今回使うのは孔あきビニール!密封していると上がりすぎる内部温度を抑え、昼夜の温度差、ひいては作物への悪影響を小さくしてくれる一品です!

さて、せっかく苗を育苗しているんですが、今回はそれとは別に直まきを行います。これも実験の一環!それにあたり、先日用意しました透明マルチ畝に30cm ピッチで穴を開けます。

ここにさっと種まきをば。種まきはいつものことなので割愛です(^_^;)

で、トンネル化のために、まずはダンポール(グラスファイバー製のしなやかに曲がる支柱)でフレームをこしらえます!

因みに、高さを揃えられるようにするため、ダンポールには印を入れてます!

また、端には杭を打ち込みます。ここは、後でビニールやマイカ線が結びつけられるという役割があります。

さて、ここで今回の秘密兵器!

墨汁!(墨汁は登録商標らしく、類似品は「墨液」というらしいです)

それと…

ポリチューブ!

良いところで、次回に続きます!(^O^)

今年は早春レタスを目指して!

2017-01-23

レタスは元々冷涼な気候を好む野菜です。長野のような高原なら最も需要がある(と思われる)真夏に出すことが出来ますが、ここ岡山では初夏までが限界になります。

でも、そんな時期に出すのは普通過ぎる!ということで、逆に春になったばかりの端境の時期を目指し、今回は早めに仕掛けることにします!

まずは、「ウィザード」。いつも通りのタキイ種苗の品種です。

厳寒期用の品種なので、冬でもそこそこ生育は良いはず。ペレット加工してあるので、種はこんな感じです。

そして2品種目として、同じくタキイの「シスコ」。こちらは春・秋で何回か作った品種ですので間違いありません!

こちらは、ペレットではなく普通の種子です。以前もアップしたことはあるかと思いますが、レタスの種子はこんな感じなんです!

他に形容出来ないくらい、とにかく小さい!(>_<) これを一つ一つまくのは結構神経使いますが、こういう細かいのも慣れてきてるので以前よりは楽に作業出来たような気もします(^_^;)

ということで、128穴ポット全部で4枚分の播種完了です!

…というところまでやったのが昨年12月の14日の話。そこから小型ハウス内で育苗とかして一ヶ月と少し経過し、大体こんな感じになりました!

発芽したタイミングで運悪く曇りが続いたために少々徒長気味になっていますが…(>_<)

でも、去年は2月初旬まきでしたから、だいぶ早く出せるようになるはず!今回は早春出しのために色々作戦を練ってるので、レタス編はこれからさらに乞うご期待です!(^O^)

岡山のバナナァ!

2017-01-16

タイトルでネタバレですが、先日の笠岡行、これはバナナ園の見学に行ってきたものだったんです!

実は(?)、バナナは日本産というのがほとんどなく、もっぱら輸入品です。今はフィリピン産、最近はエクアドル産とかも入り始めてるようですが、いずれにしても国産というのは皆無に等しい状態です。

今回見学指せて頂いた農園では、そんな中で国産のバナナを販売していこうと(私から見たら)結構な規模で生産されてました!それがこちら!

奥の60m長さの三連ハウスで栽培されてまして、中はこんな感じに!

まるで植物園にいるかのような風景です!

バナナって、こんな風になってるんですよ!

写真が悪くて恐縮ですが、こちらはバナナの花!とまだ出来始めたばかりのバナナの実です!

ちょっと進むと、バナナの実が持ち上がって来るそう!

一本の木から、大体150~200本くらいのバナナが取れるそうです。でも、バナナは一年草なので取れるのはこれだけだったりします。多いのか少ないのか、判断に迷うとこです。

こちらでは、他にもパパイヤも栽培されてました!

パパイヤは一年草ではないらしいんですが、一つの木では下から順になったら終わりで、脇芽を大きくしてまたとり直し、ということのようです。へ~!

と、ここでは書ききれないくらい他にも色々教えて頂きました!もし可能なら、今年一つ二つ植えてみて、自家製バナナに挑戦してみたいです!久々に、かなり興味深いお話でした!(^O^)


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