2015/08/26 ~台風の爪痕~

2015-08-26

こういうタイトルを、なんだかんだで年に一回は使っている気がします(^_^;)
今回の台風15号は、またしても西日本に大きな被害をもたらしました。怪我をされた方も含め、被害に遭われた方々にはお悔やみ申し上げます。
さてこちら岡山のしののめ社長の居住する地域では、今回の台風では多少雨が降ったのと一時強風が吹いたくらいで、幸いなことに直接的に大きな被害はありませんでした。とは言え、瞬間的にはそこそこの強風でしたので、その爪痕は確実に畑の各所に残されることになりました。

例えばこちら。

s-06エンドウ発芽状況

エンドウの発芽促進と雑草防止用に敷いていた銀黒リバースマルチ、これはエンドウの方にはマルチ押さえピンで押さえているだけでしたので、強風をもろに受けることになって大部分がめくれ上がる結果になってしまいました…(>_<)

s-02-1エンドウのマルチ剥がれ

前日に風邪対策として押さえピンの数を増やしていたんですが、残念ながら焼け石に水だったみたいで…

また、現在収穫続行中のナスについては…

s-01-2杭抜け

こんな感じです。ちょっと分かりにくいですが、手前で斜めになっているう直管パイプは、元々ナスを誘引しているエクセル線を固定していたパイプです。今回、引っ張りに負けて引っこ抜けて、写真のように転がってしまいました(>_<)

でも、より問題なのはこれではなく、ナス本体です!

s-01-3傷のついたナス

この写真のなす、一部茶色になっている部分がありますが、これは風にあおられて枝に擦れたりして出来るいわば「傷」です。今回、風で相当あおられていたのか、この擦り傷のナスが相当出来てしまっていました…。泣く泣くそれはカットして廃棄処分になりましたが、こんなに一杯捨てたのは初めてです(>_<)

s-01-5ダメになったナス

それよりも問題は、この傷有りが相当数出来ていることと、う花が相当数落ちたことです。受粉してから実がなるまで大体2週間程度は必要になりますので、2週間くらいは出荷出来ない日々が続くかも知れません…(^_^;)

前日の朝のうちに、出来る限りの台風対策(紐での誘引し直しや揺れ止めの補修)はしていたんですが、流石に台風は手強いですね!

因みに、ネギ・うリーキについては、ほとんど被害らしい被害は無かったかと思います。

s-03-2リーキ

s-03-1ネギの倒れ

あと、折角うえたばかりのキャベツやブロッコリの苗についても、マルチが剥がれてしまい、このザマです(>_<)

s-02-3アブラナのマルチ剥がれ

マルチを張り直さないといけないのもそうですが、風でマルチがあおられて苗が傷つき、枯れてしまっているのもいくらかありました。もう少し大きかったら全然問題無かったんですが、ちょっと時期的にダメージが大きいですね…(>_<)

今回の被害は、全体に致命傷が無いから小さかったと言えるのか、ナスが大分ダメージを受けているので被害が大きいと言えるのか、 何とも分かりにくい状況です。うもう少ししっかりとした対策を取っていれば…とも思います。
「来るか来ないか分からない台風のために最初から対策の時間を取るのはムダ」と言う方も いらっしゃいますが、せっかく時間をかけて栽培しているんですから、やはり最低限の対策は取るようにすべきかとは思います。
段々台風(強風)の影響の出方も分かってきたことですし、「レベルの高い最低限の対策」は
取れるようにしていきたいと思います!(^O^)