2014/11/08 ~薪ストーブ設置・その4~

2014-11-08

前回までで、炉台・炉壁の設置が完了したところで、次はいよいよ本体の設置!

…と言いたいところですが、最後に煙突用の穴開け作業が残っております! 今回は、床の間に設置すること、またDIY作業であることから、壁出しの方法を取ることにしました!

s-02-1開口部の下書き

ちょっと薄くて分かりづらいですが、壁に下書きの線を入れております! ここに沿って、まずはグラインダーを入れます!

s-02-2グラインダー突入

下書きに沿って傷を入れたところで…

s-02-3外周部切り込み完了

ハンマーではつります! この家の壁は基本土壁なので、こういう風に攻めるのが一番早いんです!

s-02-4外周部剥離

で、一通り落とすとこんな感じに。藁を含んだ土壁本体が姿を見せました!

s-02-6剥離完了

更に落とすと、今度は竹で編んだ格子が顔を覗かせます!

s-02-7竹編み露出

昨今はこういう壁はすっかり見なくなりましたね…。社長(改)も、建築中の家でこの壁だったのを見たのは、30年前が最後です(-_-;) さてそれはともかく、この竹は切らないと仕方がありません。でもカッターとかでは竹は切れるようなシロモノでは無いので、グラインダーや丸鋸やドリルにノコギリ等、ありとあらゆるものを使って切っていきます!

s-02-8竹編み露出

格子の横竹に続いて縦の竹を落とすと、ようやぐその向こうに光が!(^O^)

s-02-9突破

境界線の外側を壊さないように十分注意しながら、全面開口です!

s-02-10開口完了

途端に風通しが良くなったりしました! 北側ですが、こちらにも窓あったら良いなと一瞬考えてしまいました(^_^;)

さて、煙突を通すだけなのにここまで大きな開口を設けたのは理由があります。すなわち、こちらの「メガネ石」をはめる為です!

s-01めがね石と枠の木

左がメガネ石、ケイ酸カルシウム製で、1000℃の高温にも耐えるようになっています。薪を燃やしている間は煙突も相当熱くなり直接壁が煙突に触れると火事になるため、このような高温に耐える部材を使って建物本体に熱が伝わるのを遮断するという訳です。因みに右は社長(改)がこさえた木枠部材で、この木枠を建物と固定し、その中にメガネ石をはめます。こんな感じです。

s-01メガネ石

先ほどの開口は、このサイズに合わせてありますので、これでぴったり嵌まります!

s-03-1木枠取り付け

s-03-2メガネ石取り付け

上が木枠のみ、そして下がそれに更にメガネ石をはめ込んだ状態です! ばっちり!(^O^)

…と、意外に長くなってしまったので、またしても次回に続きます! 次回で完結してくれるでしょうか…?(^_^;)