2014/01/28 ~浴室の腰板上部板の加工~
本日の五右衛門浴室改修は、腰板上部板の加工となります!
「腰板」とは、「建物の壁面の仕上げや構造が上部と下部で異なる場合、下部の壁面を腰と言い、その腰部分に張られた板のこと」らしいです。つまり、今回は壁の下半分は檜板となるのでまさに「腰板」となるのですが、上半分の漆喰との境界面には別途板を張ることにしています。今回は、その板の加工となります。(こういう板も何か呼び名があるのかもしれませんが、残念ながら存じ上げませんでして…)
まず最初のアタックは、高さの基準となる窓部。元々窓枠の厚い檜が張られていましたが、少々汚れがあったりしますので、そのまま上から新しい材料を被せるようにすることにしました。が、すぐ右にある柱のために、そのままでは入りません。
よって、切り取り加工です! 丸鋸(電動ノコギリ)や普通ノコギリを使い、ぴったりサイズにカットしました!
こうやって書くと一行ですが、ちょうどぴったり入るようにしているため、この加工だけで30分は要します。…が、なんということでしょう、腰板がこの板よりも飛び出してしまいます!(;´Д`)
板の幅が元々狭すぎました! 時間を掛けたのに失敗とはなんと残念な!(>_<) 幸いにして、まだこのサイズなら材料が余っていましたので、再制作!今度は無事、腰板がはみ出ないように作ることが出来ました!
…が、実はまたしても失敗してます(>_<) カットの際に参照する線を間違えてしまい、一箇所深々と切りキズが…(;´Д`)
余分な材料はもはや無く、これで我慢するしかありません…残念過ぎます(>_<) それほど目立つ場所ではないので、後日木工パテで埋めることにします。
こんな感じで、その隣も切り欠き加工を一箇所。ここまでは簡単です。(失敗したのに?)
さて、問題はここからです。最初の2枚については、窓枠のせり出しが大きかったため分割仕様としましたが、本来はやはり一枚物で進めたいところ。しかし、正面、左側面ともに、真ん中に柱が鎮座ましましております!(^_^;)
これを躱すには、やはり「切り欠き」しかありません!
ということで、まずは鉛筆でマーキング。
もう一つ厄介なことに、柱は真四角ではなく、面取り(角が落とされた状態)されていますので、板も斜めカットが発生します。そのため、縦線を2本引いています。この2本の縦線に、それぞれノコで切れ目を入れます。
そこから、おもむろにノミ!!
先に切れ目を入れていますので、裂けても切れ目で止まってくれます(^_^)b 思い切って、ガンガン叩いていきます!
檜は、赤身は固いんですが、こういう白い部分は簡単に加工が出来ます。強いけど加工性に優れる、建材としてはやはり良い材料ですね。それはともかく、大まかなカット完了です!
更に、ノコとノミを交互に使いながら形を整えて…
切り欠き完了です!
見えない下側をやや大きくし、柱との干渉が極力発生しないようにしています! こういう複雑な形状のカットには、トリマとかジグソーとかがあれば良いんですが…多分今回限りなので贅沢!と自分を戒めつつ、ちまちました作業をしてました(^_^;) で、これを仮置きしてみますと…
おや、あちこち隙間が。まぁ、元々壁が真っ直ぐしていませんし、そこからアマチュア漆喰ですので、ガタガタなのは当然でしょうか(^_^;) こういうときは、またしてもカンナの出番です!
削っては当て、削っては当てを繰り返し、こんなところで妥協しました(^_^;)
もう少しぴったりさせたいところではあるんですが、これ以上すると逆に取り返しの付かないことになりそうで断念。
というところで、本日の作業はやたらと時間が掛かったのでこれだけです。今更気がついたんですが、先にこの板を固定してから漆喰を塗れば、こういった微調整作業はしなくて済んだのでは…?(;´Д`)
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